北家城城 - 戦いの城・山城・陣城

北家城城縄張図（国土地理院の電子地形図２５０００）

北家城集落の背後（北）の標高１７８．１ｍ（比高約１２０ｍ）の三角点が北家城城です。

山頂には現在テレビ中継建物があり、南半分は削平され原状は失われ、北半分は原状が残りますが自然地形のようで郭として充分に削平されたように見えません。北に残る窪地は、三重県の城跡では必ず見かける青色のプレート「松阪の猪」氏のサイトでは祠跡とされています。

山頂は、全周を３～５m切り落とされ、南側を除き竪堀があり、私は１２本を数えましたが不明確なものがあと数本あるかもしれません。南側に中継建物の建設によるもののような削平地があり郭か判断に迷います、付近にあった竪堀も失われてたような痕跡があります。

青山峠を東に下る所の白山町、嬉野町にかけては興味深い城が数多くあるように私は思います。

なお、今回の北家城城のような竪堀の幅と間隔が２倍前後（約１０m）あり、このような状況は畝堀と呼ぶのが正しいのか迷います。北九州市の長野城や綾部市の将監城等のような幅と間隔が等しいものは畝堀と呼んでも私は違和感を持ちませんが。

　　　webサイト

　　　　「闘城賛歌」さん

　　　　「三重県のお城巡り・三重の山城巡りへようこそ」さん　

　　　　　を参考にさせていただきました。