大戸山轟城縄張図(国土地理院の電子地形図25000)
岡山県報告書の縄張図を見て気になっていました大戸轟城ですが、知人が以前に行ったので情報をもらい見てきました。
妙見山の尾根が吉井川に向かって張り出した尾根先(標高約243m/比高約160m)に大戸山轟城はありました。
西から続く尾根を二重の堀切で遮断し、主郭と思われる削平地がありその堀切に面して西側に土塁があります。この土塁は南に向かって大きく囲うように続きますが、主郭の南側を掘り下げた際に堀残して作られたように見えます。
主郭の東には数段の郭と思われる削平地が続きますが、明確なものではありません。
西の二重堀切に関して、外側のものは浅く痕跡程度で、内側のものはそれなりの規模はありますが、不思議なことは中央部に大きな岩があり完全に堀り切れていないことです、なぜこのようなことになっているのでしょうか。
主郭写真
主郭北側竪堀?写真
主郭虎口写真
南土塁写真
堀切南側写真
堀切北側写真
遠景写真
- 参考文献
岡山県中世城館跡総合調査報告書 第三冊 美作編
webサイト おかやま全権統合型GIS
埋蔵文化財(遺跡)地図