- 白名 小山城
- 所在地 津市一志町小山
小山城縄張図(国土地理院の電子地形図25000)
津市一志町小山の清巖寺背後の尾根を登ると標高167mの山頂に到る(通称「小鳥山」と呼ばれるらしい)、さらに南に約400m進むとピークに至り(標高180.1m/比高約160m)小山城はあります。
遺構は南北の2ヶ所ありその間は、谷地形となっています。
北の郭は、高さが一番高いところで約3m、幅が上面で最大4〜5mある分厚い土塁で囲まれた単郭で東の外側の切岸は5mを超える切岸になっています。
虎口は、北東角と南にあり何れも平虎口ですが、南の虎口の外は周りより一段高くなった10m四方の削平地になって南側に土塁の痕跡が残っており枡形虎口の様な感じがします。
南の郭は、明確の遺構は無く、東側に約60mの土塁があり、土塁の北端付近には古墳の石室がむき出しになっています。
西及び北側には一部に土塁の様な物がありますが、明確は切岸など見られません。
北郭写真
北虎口内側
北虎口外側
東土塁内側
西土塁内側
南虎口
北外側切岸
東外側切岸
南郭写真
東土塁内側
東土塁外側
西土塁?
古墳石室
遠望写真
- 参考文献
株式会社 新人物往来社 昭和55年8月10日発行
日本城郭体系 第10巻 三重・奈良・和歌山
webサイト
「お城への招待」参考にさせていただきました