佐田城縄張図(国土地理院の電子地形図25000)
2008年3月から13年ぶりに佐田城に行って来ました。
城域は以前と比べ低木が少なくなり歩きやすくなっていましたが、南側の空堀部に笹が茂り以前は空堀の底を伝ってかろうじて歩けましたが、現在はかなり困難になっています。
佐田集落の裏山(西側 標高201.2m/比高約90m)の山頂部を残し周囲を約3m程度切り落として削平地を作り、その南、西、北にかけて空堀が見られます。
東側は、現在切岸のみで空堀があったようには思えません。
北に続く尾根には、浅い堀切がありその北のピークまで城郭に関連するものは見られませんでした。(古墳が2基ありました)
北の空堀に面して明確な折れを伴う土塁があります。
佐田城の様な、郭の中央部にマウンド残す城は、伊勢を中心に宇陀などの奈良の南部に幾つか見られますが、何か関連するのでしょうか。
東虎口?写真
中央マウンド写真
南部空堀写真
北に続く尾根の堀切写真
北部土塁折れ部写真
北部空堀写真
遠望写真
- 参考文献
戎光祥出版株式会社 2016年3月1日発行
城郭談話会編 図解 近畿の城郭Ⅲ
株式会社新人物往来社 昭和55年8月15日発行
日本城郭大系 第10巻 三重・奈良・和歌山