森山城縄張図
豊岡市の日高町と八鹿町に通じている県道268号沿いの比高約30m丘の北の端を利用して作られていました。
丘の上に3段の削平地を作り、南に続く丘を堀切で分断しています。
東から北にかけて空堀と思われある地形がみられます。
西と東の斜面は急傾斜の所が多く、尾根の所は竪堀が掘られています。
西の谷部には階段状の削平地が見られ、おそらくこの部分がこの城の大手になると思います。
”豊岡の城郭集成2”では堀切の南も城域とされていますが、切岸や堀切とされている所も
自然地形の様に、私には思われました。
また南端の堀切も、城に伴うかどうか確信を持てませんでした。
- 参考文献
豊岡市教育委員会
豊岡の城郭集成2
22頁の森山城の位置図ですが、杉岡神社の裏山にマークが入っています
(いちおう登りましたが、墓地と古墳群でした)
森山城は正しくはその南東の県道268号沿いの丘です。
兵庫県の遺跡地図もその様になっています。