長谷山城

長谷山城縄張図

兵庫県たつの市揖保川町相生市との境付近に、北の麓を国道2号線、南の麓をJR山陽本線の線路に挟まれた標高90mの小山があります。この山上に長谷山城があります。
山頂はきれいに削平された主郭と西から南側に腰郭となっています。主郭南の西寄りに石が積まれた虎口が見られます。
主郭東側は二段の郭があります。西側にも二段の郭があります。
私は北側斜面に畝掘13本確認できましたが、揖保川町誌には二十本余り(町史の縄張図では23本)とあります。
町誌文中には浅野文庫諸国古城之図の長福寺城とし四周に53本の竪堀が描かれているとあります。
北東部の数本、西側、西側斜面について私は確認できませんでした。
西側下の郭奥から西に向かって降りる道が途中まで確認できますが、そこから南斜面に向かって重機が入った跡の様な物があり、
現在ゴルフ打ち放しの有る所らあたりから、かなり地形の改変があった様です。

主郭虎口石垣

畝堀

  • 参考文献

揖保川町誌 第三巻
日本城郭体系 第12巻 大阪・兵庫