南条山城・置塩城東尾根

南条山城


今から約30年前、日本城郭体系の図面と現地の遺構の状況とのギャップに呆れながら置塩城を何度も歩きました。
当時は城についての知識も乏しく、置塩城も整備が行われておらず特に三の丸等はひどい薮でした。何とか全貌を確かめたいとの意思で置塩城を歩き回りましたた。その様な中で置塩城の本丸に立つと東方向に尾根が見えます。たしかあのあたりに古城があると聞いたことが有るのを思い出して行くこにしまた。本丸東の腰郭から道をたどり(当時は確かにあった記憶でしたが、現在は踏み跡も途切れ途切れの状態です)鞍部を過ぎ東の尾根上を数百メートル歩いたが、やせ尾根が続くだけで城跡を見つけられず引き返しました。
最近その東の尾根の城の資料を見つけ久しぶりに置塩城を経由して行きました。以前に行った地点から100mくらい進むと、標高439.8m三角点の手前に不明確な堀切、その先に4段の階段状の郭があり、その先に70m強の郭があります。その郭には北側に続く道がとりつき、東側には土塁状の堀残しがあります。

東側土塁

西側郭


  • 参考文献

 日本城郭体系 第12巻 大阪・兵庫
 史跡 置塩城跡