峰城

峰城北郭縄張図(国土地理院の電子地形図25000)
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ネットに「峰城歴史探訪クラブ」のホームページがあり、その中で縄張図を上げて各所の見所などを解説されているが、峰城のある丘陵の北東部に注目すべき遺構があり以前から気になっていた。その位置は現在東側に広がる水田、当時は八島川の氾濫原の湿地帯に半島状に張り出した丘陵のピークに当たり、70×40mの範囲を高さ2m前後の土塁に囲まれた郭で、西側の土塁は幅があり上には現在送電鉄塔が立っています。南東角に10×10mの土塁による張出があり、外(北)から入り右→左に折れて郭内に入る様になっています。形態的には典型的な外枡形ですがただ北側の土塁は低く西側が開いているのは、後世に山道を通したための改変と思われます。東側土塁の北側で開いている所は鉄塔建設の際に重機を通した道の跡と思われます。私は天正11及び12年の戦いで北側からの攻めに備えて拡張整備されたもの思います。

 

峰城北郭写真

南側外土塁

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枡形写真

東より

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南より

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西(郭内部)より

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  • 参考文献

    峰城歴史探訪クラブのホームページ