鏡野町の平地部の北に聳える枡形山（標高６４４.９m 比高約４５０m）の山頂から北に延びる尾根上に枡形城はあります。山頂部は約３０×１５ｍ不定形の削平地で主郭と思われ北側に土塁が残ります。周囲に一段低くなった郭が囲んでいます。山頂から東から北に向かって階段状に郭が続きます、それぞれの郭は土塁で囲まれており山頂直下の東に向いた三段の郭の虎口は南東、北東角の相互に開いてこの形が城名の枡形の由来のなっているのでしょうか。北端には全長３０ｍを超える大きな土塁囲み郭になっており、その南の郭の東の土塁は３ｍ程の折れが見られました。南に延びる尾根上にも数段の郭が見られ斜面には竪堀があり、最上段の郭の背後は横堀が掘られています。
主郭写真
北尾根上郭写真
北尾根上郭土塁写真
北端郭写真
北端堀切写真
- 参考文献
美作国の山城
