伊部城縄張図(国土地理院の電子地形図25000)
JR伊部駅北、国土地理院地形図で不老山(東)と医王山(西)表記のある山の間の谷の奥の標高約180m(比高140m)山頂が伊部城です。
山は東、南、西の斜面は険しく北側のみ尾根が続いていました。
伊部城の遺構は、中央西側が一段高くその北及び西を削平地が囲んでおり、この削平地の北端には土塁が見られ、東端に食違い土塁の虎口が開いていました。
中央の削平地の東切岸の下に水の溜まった窪地があるが、この様な地形の山上に水が湧くものだろうか天水ではないだろうか。
南側は一段低くなり削平地があり、切岸には土留と思われる石が見られました。
全体的に見て、伊部城の防御に関する物は北端の土塁のみで、他の土塁、竪堀、堀切等は無くこの様な山上に生活するとは思えず何か不思議な感がしました。
北東部虎口写真
北端土塁写真
中央郭写真
南部削平地切岸写真
溜池?写真
遠景写真
- 参考文献
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