福地城縄張図(国土地理院の電子地形図25000)
西脇市の北東部、旧多可郡黒田庄町の南端にある福地の集落の背後の谷の奥、
御霊神社北の丘陵が福地城です。
福地城の北の標高153mの山にも城郭遺構があります。
福地城の丘陵の粗中央を空堀及び土塁で分断しており、
その中の郭は東に続き最奥部に空堀、土塁の虎口があります。
この虎口は平入りではなく一折して入る様に見えます。
虎口を入った中央の郭は広いものの北側の切岸は不明確です。
さらに東は一段高くなっていますが自然地形のままと思われます。
以上の遺構から、福地城は北の山城に対し在地勢力(村上氏)居館であったと
私には思われました。
東虎口写真
西虎口真
遠景写真
参考文献
北播磨城郭研究会 調査報告書 第4集 福地城