新名神高速道路四日市ジャンクションのある丘陵の西の先端に北山城はあります。
丘陵の南は新名神の為大きく削られていますが、北山城の中心部分は保存されています。
北山城の遺構は、中央の土塁及び空堀で区切られた二つの郭がおもなものです。
西の郭は面積も大きく、西側の切岸の上にも土塁が見られます。
切岸の下も郭と思われますがよく分かりません。
東の郭の東も土塁で区切られています、
土塁の東にも削平地が続きますが明らかに耕作地跡であり、土塁でも含め城に関わるものかどうか疑問です。
中央の土塁、特に南側は高く広くなって櫓台の様に見えますが、付近は古墳群なので墳丘を利用したもののようです。
中央土塁、空堀写真
- 参考文献
伊藤 徳也氏
再発見・北伊勢国の城
三重県埋蔵文化財センター
北山城跡第2次発掘調査 現地説明会資料
(新名神高速道路発掘調査ニュース「新あさけのいにしへNo.8」)
北山城跡第4次発掘調査 現地説明会資料
(新名神高速道路発掘調査ニュース「新あさけのいにしへNo.22」)