神明山砦縄張図(国土地理院の電子地形図25000)
余呉町八戸集落、背後の尾根(北)標高294.5m(比高約150m)のピークが神明山砦です。同じ尾根上東端の堂木山砦とは約900mの距離があります。
神明山砦は中央東寄りを土塁で東西に二分割されています。
西郭中央には一段高くなった北、西、南に土塁がある郭があり、その南東角に虎口が開いています。西郭には北、西、東に土塁があり、南側の中央西と東郭に向かって開いた虎口に関連した土塁しか見られません。
東郭にも北、西、東に土塁が見られ、南側は切岸のみとなっています。郭内部は東下がりの斜面で西郭と比べ削平は不十分と感じました。
西郭の西には二重の堀切があり。その西の尾根上には不明確な堀切及び平坦地がありますがよく分かりません。
一方東郭の東は切岸のみで堀切は見られません。
堂木山砦との間の尾根上にも平坦地がみられますが城郭関連するような物ではないように感じました。
西端堀切写真
西郭西土塁写真
西郭北側東より写真
西郭中央土塁囲み北側写真
西郭中央土塁囲み東側写真
西郭中央土塁囲み上面写真
西郭東より写真
西郭北側土塁写真
西郭東土塁東側写真
西郭東土塁西側写真
東郭西より写真
東端切岸写真
- 参考文献
賤ヶ岳合戦城郭群報告書
戎光祥出版株式会社 2018年1月15日発行
高橋 成計氏著 図解 日本の城郭シリーズ⑥
織豊系陣城辞典