矢田城 外枡形と櫓台

矢田城縄張図

多気町矢田の背後(西)の標高128.4mの城山と表記のある山が矢田城です。
山頂の一辺が40m強の三角形の郭が主郭の様です。
主郭は、西側に土塁が明確に残っており、北と南は東に行くに従って土塁が曖昧になり東の角部では、
地山を掘り残したような部分と一体となってしまいます。
虎口は北西角にあり、虎口の東側は高さ5m櫓台になっています。
主郭西側の土塁は櫓台の奥で終わっており虎口なってりますが、虎口の先は6m張り出して外枡形状になっています。
主郭の東西共に2〜3m下がって郭状になっていますが削平不十分です。
以上の様に、小規模な城ですが不釣り合いな立派な虎口が印象に残ります。

虎口写真

櫓台写真

虎口受け郭写真

主郭西側土塁写真

主郭内部写真

  • 参考文献

日本城郭体系
  第10巻 三重
ブログ
 「お城への招待」さんを参考にさせて頂きました。