滝之川城縄張図
中村川流域に集中してある城館の中で最も縄張に見るべきものがある滝之川城です。
城のある山は、中村川左岸（西）の比高約６０ｍで西から北にかけて中村川に流れ込む川が流れています。
最高点には主郭と思われる２０×１５ｍの削平の良い郭で南端に櫓台と思われる土塁があります。
主郭の北に郭があり西と北に土塁があります、東には下から上がってくる道が取りついた虎口の痕跡が見られます。
この郭の下、東の張り出した郭がありその南の下に土塁がありこの土塁の中が主郭に至る通路ではないかと思います。
主郭の東下には４本の竪堀があります。
主郭の南から西は傾斜の緩い尾根で所々堀と思われる痕跡があります。
主郭周辺の斜面の下には石垣に使われたと思われある石が大量に堆積している事から、
広範囲に石垣が積まれていたと思います。
土塁写真
主郭下の郭写真
主郭下の郭写真
主郭下竪堀写真
主郭下竪堀写真
東尾根竪堀写真
東尾根竪堀写真
- 参考文献
日本城郭体系 第１０巻 三重
ブログ「お城への招待」さんを参考にさせて頂きました。
