竜谷城

桜井市で分岐する初瀬街道(国道165号)と参宮街道(国道166号)に挟まれた
標高300〜400mの山地に、南北に入り込んだ谷の最奥部にある竜谷集落の背後の
標高280mの山上に竜谷城はあります。
城の遺構は、山頂部を削平した単郭で、郭の周囲は3〜5mの切岸になっています。
郭上面には、明確な土塁や、虎口など藪もあり見ることもできませんでした。
東の尾根の約100m離れた所に堀切があるが、この間に郭らしき削平地はなかった。
集落に向かって下っている、尾根の結合点になっている郭の南側には、土塁による横堀が見られます。
郭の北の尾根上に、堀切のような地形があるが古墳群です。
西の外鎌山も城だが、竜谷ような山奥に城がある理由が私にはよくわからない。

土塁郭よりの写真

土塁西側写真

土塁南側写真

  • 参考文献

奈良県遺跡地図Web