高津八幡山城南西尾根遺構

高津八幡山城南西尾根遺構縄張図(国土地理院の電子地形図25000)

先日、中世城郭研究会と城郭談話会で合同踏査会が行われ、
今回は、友人の高橋成計氏の案内で綾部市の、
2013年10月3日のブログ「将監城と高津城塞群」で紹介した、将監城と高津八幡山城の調査が行われました。
そのなか高津八幡山城の調査で、中世城郭研究会の参加者の方が未発見の遺構を確認されました。
私は、12月8日現地を確認して来ました。
場所は、高橋成計氏の縄張図で南端の郭から南西方向、将監城の方向の下りる尾根に2段の削平地があり、
その下約60mから遺構が始まります。
天幅16mを超える堀切を入れてその先に主な郭が三段あり、
そのうち一番下の郭は南から西にかけて土塁があります。
土塁の南の根元にはU字型竪堀、西側に向かって下る尾根には約30mにわたる竪堀がみられます。
今回の遺構のある尾根と、谷を挟んで北の尾根上にも削平地群がありこれらについて、
高橋成計氏は、八幡山城の大手に関するものではないかと言われています。

堀切写真

中段郭写真

中段郭土塁写真

中段郭虎口写真

下段郭土塁北部写真

下段郭土塁南部写真

下段郭土塁屈曲部写真

下段郭南竪堀写真

下段郭西竪堀写真

  • 参考文献

今回は、特にありません。