柏尾山城

柏尾山城縄張図

銀山のある生野を流れ出て、南に流れる市川の東、市川に沿って続く山地の先端、標高452.9mの
山上に柏尾山城はあります。
城の所在地は比高でも350m近くあり、このような高地にある畝掘りの例を、私はあまり知りません。
一番高い主郭は狭く、西の郭とは5m以上の高低差があるが、東の郭との高低差はほとんどありません。
東の郭には、現在中継基地がありその建築の際に改変が、どの位あったかよく分かりません。
西の郭は、幅の狭い細長い郭で、北の斜面に5本の竪堀があります。
また南側に腰郭がありそれに降りる、虎口のような部分が見られます。
西側の先端には意味のよく分からない、掘り込みがあります。
北東の尾根にも数段の削平地があります。

主郭西切岸

主郭石垣

西郭虎口?

西郭

西郭先端

畝掘写真

畝掘写真

  • 参考文献

ホームページ「季刊誌 古今往来」
  2010年夏号 第11号 6ページ
  播磨山城探検隊さんの記事を参考にさせていただきました。