加陽城縄張図
兵庫県豊岡市の西に円山川、東に出石川に挟まれ南北に長く続く
丘陵の、比高約５０ｍ先端部を用いて加陽城は作られています。
この城の最大の見どころのである城の背後で丘陵を完全に分断する
大堀切があります。
堀切はピーク部で二重になっており最大幅３０ｍを超えています。
しかし堀切の南のピークは城の南端の削り残し土塁部より高く、
要害としては疑問があります。
二重の堀切の真ん中の土塁は西の山麓に向かって伸びていますが、
この部分は竹藪の為、
旧状ををとどめているかどうか分かりません。
各郭の削平は、丁寧で主郭東西に削り残しの櫓台と思われるものが
あります。
加陽城主郭写真
加陽城堀切写真
- 参考文献
