一乗寺城縄張図
京都市左京区の曼殊院の東、国土地理院の地形図で標高442,2mの三角点のある山(てんこ山と呼ぶらしい)に
一乗寺城はあります。
三角点から南西方向に続く尾根上に3か所の城郭遺構があります。
三角点のある所の城は、切岸と一部に土塁が見られます。
西(真ん中)の城は一番規模が大きく、東側に明確に食い違い土塁による虎口が見られます。
南の城にも北に土塁の虎口があります。この城の場合この虎口の外(北)西の城との間を城域に含めるかどうか
私には結論を出せません。
京都盆地の方向に、西、南の両城共に土塁が明確に残り、その外の切岸も高く竪堀列(畝掘)も見られます。
このことが一乗寺城の性格を示しているのではないでしょうか。
- 参考文献
近江の城友の会
近江の城 26号