行者山城

行者山城縄張図

行者山城は、前回紹介した矢鉢城と同じく北畠氏(織田)の伊賀侵攻の際の陣城と私は考えています。
全周を土塁で囲まれた単郭の城です。土塁は北が高く櫓台ではないかと思います、現在此処の西で土塁が切れており入り口になっていますが私は後世の物と思います。
本当の虎口は、南側にあり食い違い土塁が確認できます。
城のある山は東の矢持の集落からは比高150m近くあり険しい地形になっていますが、北の諸木方面からは100mありません。
2009年最初に訪れた時雑木の薮でしたが、今年2013年再度訪れた時主郭内部が刈りはらわれているのには驚きました。

台北から

西側土塁

南西角虎口

南側土塁北から

南側土塁北から

  • 参考文献

伊賀中世城館調査会
古城測量図集 下巻