南山城


先に記事を書いた、軽部山城とは高梁川を挟んで高梁川右岸に南山城があります。
古代・中世の山陽道はこの南山城と軽部山城の北で高梁川を渡ったようです。
このことよりこの両城はこの渡河点を監視乃至守るために築かれたものではないかと私は考えています。
南山城は、高梁川右岸の標高100m位の山の東に張り出した尾根上にあります。
尾根を深い堀切で分断してその東(川の方向)に削平地を作っています。
削平地の中央付近に高さ約4mの櫓状土塁で削平地を2分割しています。
削平地の南斜面には畝状竪堀などのを作り守りを固めています。
私は、尾根の東先端付近から直登しましたが、知人からの情報では最近
登山道ができたようです。








堀切北

堀切南

畝掘

中央土塁

  • 参考文献

中世城郭研究 第14号