寺町城

 

寺町城縄張図(国土地理院の電子地形25000)



三次市向井江田町の寺町集落の背後(北)の山の西に張り出した尾根(標高296.0m/比高約70m)が寺町城です。

比高がなく簡単に登れると考えていましたが麓には獣除ファンスが厳重にしてあり、ウロウロしていると麓のお宅の御主人が出てこられて、城まで案内して頂いたうえにいろいろお話がきけ、寺町城の山は松茸山で大事にしていた、西の茶臼山城の山は昔旱魃の時に山火事を防ぐために伐採を行いその時に人の手が入っている等。

寺町城は単郭で、郭内の削平もよく東と南の切岸も明確に見ることが出来き、土塁は北側と東中央部の虎口付近によく残りその南にも痕跡が見られました。

南から東斜面にかけて竪堀がありとくに虎口付近のものは横堀状に繋がっており、西斜面の北部にも数本確認できます。

南側の中央付近に虎口の様になっているところがあり、後世のものか?しかしその上には一段下がった小削平地が張り出しているので虎口かも。

北端は堀切っていますが、両側ともに竪堀となっていないようです。

 

南端部写真

 

北東部土塁写真

 

東虎口写真

 

北土塁写真

 

東斜面竪堀写真

 

北堀切写真

 

遠望写真

 

 

  • 参考文献

   webのサイト

    「小花と春の古城めぐり」さんを参考にさせていただきました。