平木土塁現状図(国土地理院の電子地形図25000)
播州清水寺から北東約1.7kmにある木津(こつ)城の西麓の旧街道をはさんでん西にある山(標高287.3m/比高 峠より約60m)山上と東に下る尾根上に土塁が見られます。
長年、丹波地区で城郭調査を行っておられる広瀬二郎氏が、赤色立体図で発見され高橋成計氏が調査を行われました。
山頂部に約150m、東尾根に約140mの土塁があり、高さは山頂部で東側が1.5~最大2m、西側では1m前後で、東側に最大10m幅の平坦地があります。
東尾根部の高さは約約1.5mで広い削平地は見られず、北側には溝状おそらく道のあとが続いています。
現地を見た印象は、鳥取の桂見土塁、韮山の本立寺陣城の土塁と規模及び形態が似ていますが、これらの場合は砦、郭をつなぐように作られいますが、平木土塁の場有はそういうものはなく、可能性としては現在鉄塔が立っている所にあったのではないかと考えるのは妄想でしょう。
高橋氏によると、「羽柴秀吉が丹波方面の敵を意識して、小野原氏の木津城を占拠しての、行動でしようか。街道の封鎖と考えられます」とされます。
どなたか、詳細をご存知の方がおられましたらお教えください。
山頂部の土塁
東尾根の土塁
遠景写真
- 参考文献
特にありません