新城城縄張図(国土地理院の電子地形図25000)
4月7日のブログ久米郡内の城の中の、新城の図面が書けました。東に張り出した尾根の比高70m(標高240m)のピークを利用して新城は築かれていました。尾根のくびれたところの中央を幅5mの土橋状に残し、15mの幅で空堀状に掘り下げている様に見え、堀の南北には竪堀が降りています。空堀東の切岸は土塁上面まで4m強の高さがあり、この西側の土塁は明確に残っていますが北、南側に回り込んだところの土塁は痕跡程度です。南側の塁線は東へ10m入ってところで3m張り出して横矢状になっていました。この部分の下に前面に土塁による虎口の様な構造を持つ郭がありこの郭の奥には上の郭に入るスロープがありました。この郭の存在により西側土塁中央部の切れ込みが虎口とされている点に私は疑問に感じました。東側は急峻な尾根が下っていおり途中に一段削平地が見れました。西側はフラットな地形が続きますが城に関するようなものは見らえませんでした。
西部土塁写真
竪堀写真
南郭写真
遠望写真
- 参考文献
株式会社 新人物往来社
日本城郭体系 第13巻 岡山
おかやま全県統合型GIS
遺跡地図
美作国の山城
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