亀山城縄張図
亀山城縄張図は高橋成計氏作図、氏の許可を得て使用しています無断での他への使用及び複製しないでください。
与謝野町のほぼ中央部、国道176号線の西に隣接する比高約50mの小丘陵が亀山城です。城の内部は竹藪で覆われており歩き回るのには苦労しました。登り始めるとすぐに耕作地と思われる平坦地が現れそれらを順次登っていきますが、登山道などは全くありませんでした。山頂部は南北約60m、東西約20mの平坦地となっており主郭と思われます。南西角の尾根が取り付く所以外6m前後切岸となっており北側の切岸は10mを越えていました。この主郭にたいし虎口、登り口など見つけることが出来ませんでした。南西角に接する郭は先端で南北に分岐し、南側の郭は45×15mの規模でこの郭周辺は竹藪が無くやや歩きやすくなっていました。北側の郭には地元で城主を祭った祠とされる祠跡があり、これらの郭東西の切岸も10m強ありその下はおそらく切岸を削った際にできた平坦地となっていました。これを腰郭としその下の平坦地も関連するものとしてどこまで城域とするか難しい問題と思いました。祠のある郭に北には数段の郭となっています。
南西尾根郭写真
北西尾根郭写真
遠景写真
京都府中世城館調査報告書 第1冊 丹後編
京都府・市町村共同 統合型地理情報システム(GIS)遺跡マップ
城郭談話会
図解 近畿の城郭3