飛田砦縄張図(国土地理院の電子地形図25000)
２０１８年９月２８日ブログの荒神山城に対して、
河内川をはさんだ対岸の標高約３００ｍの台地上に飛田砦はあります。
最初、報告書の図面を見た時は在地勢力の居館と思いましたが、
現地を訪れて縄張図を書くと違和感を覚えました。
その理由は、如何に川の氾濫を恐れてたとしても水面よりの高さが１００ｍ以上あり
少し高すぎないかと思いました。
それと、北側が一段高くなってさらに東側約１５ｍ四方は北と東に土塁があり、
私が櫓台ではないかと考える構造になっています。
また、南西角はその南の虎口に対して横矢がかかるように張り出しています。
そして南は低くなっていますが、本来ならば建物が建つ所の筈です、
しかし現状は西下がりの斜面で削平も充分でありません。
以上な理由で現在私は居館ではないと考えています。
高橋成計氏は、織豊系陣城辞典では荒神山城に対する陣城とされています。
城内は結構な藪でなかなか良い写真が撮れていません。
北東角郭写真
南西張出部写真
- 参考文献
