末宗城

広島県中世城館遺跡総合調査報告書では南北に延びる尾根上に石塁が
約300m続くとあり、
また標高約420mのピークに郭があるとされています。
地元で立てられた案内板にも同様な記載がありました。
当日小雨の中、折角当地を訪れたので強行して尾根を歩きました。
結果としてピークの人工の切岸は有りましたが、とても私には郭とは思えませんでした。
またこの城のメインである石塁、私は痕跡も見出すことは出来ませんでした。
報古書の中の堀切も、おそらく古墳の墳丘の境界、北の規模の多きなものは恐らく道の切通と私は思います。
帰りに東の麓にあるお寺で聞き込みを行いましたが、よく分からない、
尾根の上で土を取る様な作業を行っていないとの答えでした。
どうした事なのでしょう、私は場所を間違えたのでしょうか。
もし詳しくご存じの方が居られたらお教え頂ければありがたいと考えています。

この尾根上に末宗城があるはずなのですが。
現地の案内板付近より撮影

参考文献
広島県教育委員会
  広島県中世城館遺跡総合調査報告書 第4集