大亀山城

亀山城縄張図

上月城から南に続く尾根が東に分岐する尾根上の254mのピークが縄張図の場所です。
上月城からの尾根をさらに南西方向にに進むとやがて目高の築地のある後山へ至ります。
亀山城上月城に対する毛利方の陣城と思われます。
上月城とは谷を隔てて南にあたり、
高さは上月城より高く上月城から大亀山城を見ると大げさな表現ですが頭上にのしかかるようです。
亀山城の遺構は、254mのピークの広い平坦地に北、中央部、南に土塁が見られ、東側に約100mにわたって切岸があります。
北の尾根先のピークと谷を隔てた東のピークにも削平地の陣城があります。
東のピークから平瀬へ下る尾根上にも数か所の陣跡と思われるものがあります。
また上月城から大亀山城の途中の尾根上は遮断の土塁と見える場所、
亀山城から目高の築地方向、柊神社の陣跡までの間数か所の削平地や土塁等を現在の所は私は詳しく見ていませんが、
高橋成計は大成山城として調査をされています。

中央部土塁写真

虎口写真

西部切岸写真

南部土塁写真

北部土塁写真

  • 参考文献

株式会社 新人物往来社
 日本城郭大系 第12巻 大阪・兵庫