山川城縄張図
宮川の右岸（南）の台地状の地に山川城は立地しています。
この台地は、城の東は沢があり落ち込んでいますが、南は城の背後に標高１００ｍのピークが立ち上がっており、
城の北から西には広く集落が広がっています。
本来この北及び西の台地上には、城を守るための施設があったような気がしますが現在では全く見られません。
西の台地と城の境には、南の空堀から城の北にかけて空堀が見られます。
特に不思議なのは南方向で、城の位置が低いので場内は見透かされてしまいます。
この方向には三重の空堀、主郭の南側には土塁特にその東端は広く張出し櫓台となっていますが、
この様な防備は、先の様な立地なので無意味の様に私は思います。
主郭南より写真
主郭南側土塁写真
主郭櫓台写真
空堀南から写真
空堀西から写真
- 参考文献
伊藤 徳也氏
再発見 志摩・南伊勢の城
