豊岡市街の西は低丘陵地になっています。
その中の国土地理院の地形図に127.9mの三角点のあるピークが高屋城です。
JR豊岡駅より約1、5kmしかありませんが、意外と山深い印象を受けました。
高屋城は基本的には東西二つの郭からなっており、東がやや高く削平もあまくなっています。
東西郭の境は切岸、土塁になっいます。
東郭の南北の切岸には土塁はありません、南東角に虎口と思われる落ち込みがありました。
西郭の西先端付近北側に虎口が開いています。
この虎口付近から北、西、南にかけて土塁があり、北及び虎口付近の高さは0.5m程度で
西先端付近は幅が広くなっており、土塁内側が掘り込まれているので1.0m以上の高さがあります。
以上の様に、低土塁囲みの形態からか織豊の陣城と言われることがある高屋城ですが、
虎口や西の尾根等に見られる竪堀の存在などから、私は在地勢力の城とす方がよいと思います
- 参考文献