富山県の能越自動車道の氷見北ICを出ると目前(北)に比高150mの丘陵が
東西に連なっています。
海老瀬城は、この丘陵の138.2mの三角点のあるピークにあります。
この丘陵の頂上稜線には林道が走っており、海老瀬城はこの林道の直上にあります。
海老瀬城は、このピークの南西角を利用し東西に連なる3つの郭と、その北の腰郭からなっています。
3つの郭のそれぞれ東側は、土塁空堀で限られていますが、他の方面は土塁はありません。
中央の郭は北に5m張り出しこの周囲は低土塁が見られ東の土塁に繋がっています。
東の土塁は、折れ曲がり横矢がかかるようになっています。
張り出しの西側は虎口と思います。
腰郭の東端にも土塁がありますが、その中央付近に切れ目があり虎口の様に見えますが虎口でなく、
城に入るには、南東角から入り西に進み張出の虎口に至るのが本来のルートと考えます。
織豊の陣城のような形態でありますが、私にはよくわかりません。
- 参考文献