紫城

紫城縄張図

岡山県高梁市の西は標高600〜500mの高原地帯になっています。この高原地帯を成羽川は東に向かって流れています。
成羽川の南、岡山、広島県境に平川郷があります。紫城は、新成羽川ダムの南、平川郷の標高約600mの山上にあります。
城の遺構は中央に主郭とその南北に郭があります。南の郭は東、南、西に土塁があり、南の土塁の中央部に切れた
処があり虎口の表示がありますが、ここに虎口があるのはおかしいと私は思います。本来の虎口は北と南の郭が主郭の東に
周り込んでおり、ここに虎口が開いて搦手門の表示があります。この虎口は南側の郭には土塁で塞いでおり
北の郭に上がる様になっています。この虎口を出ると北西に延びる尾根がありこの尾根上に数段の削平地があります、
現状は薮と笹に為に詳しく調べる事が出来ませんでしたが切岸、低土塁、が見られました。

虎口南より写真

虎口北より写真

北郭写真

主郭南より写真

南郭土塁写真

紫城ダムより遠望写真

  • 参考文献

ホームページ 平川郷
日本城郭体系 第13巻 岡山