笹ノ丸城

笹ノ丸城縄張図(国土地理院の電子地形図25000)

庄原市の東、木村川の流れる谷の右岸の高門町と木村町の境にある標高400m台の尾根のうち、
標高約470mのピークが笹ノ丸城です。
ピークの頂きが単郭になっている城ですが、頂の郭の北側には土塁と思われる高まりが見られます。
東、南、西には腰郭がありその下約10mから竪堀が始まっていました。
庄原市の歴史」では東、南、西にかけて約40本とされていますが、
今回私は藪と時間不足により西側の部分を確認できていません。
腰郭の端から竪堀までの斜面は、上るのに苦労する急斜面で特に北側を上るのは危険なほどです。
北側の鞍部には規模の大きな堀切が掘られていました。

主郭写真

腰郭南部写真

北東部竪堀写真

南東部竪堀写真

北堀切写真

  • 参考文献

広島県教育委員会
  広島県中世城館遺跡総合調査報告書 第4集
庄原市
  庄原市の歴史 通史編