柴城

柴城縄張図(国土地理院の電子地形図25000)

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11月28日のブログ天満宮城と同じくブログ「小花と春の古城巡り」氏が現地での聞き取りで確認された今回の柴城です。

近くは北約800mに袈裟尾城、北西約1.7kmに軽尾城があるがいずれも縄張的には共通する所がなく、高梁市周辺には斜面に多数の竪堀(畝堀)を並べる城は見当たらない。(少なくとも県報告書では)何故柴城が孤立してあるのか疑問です。

柴城は、入野集落の西の標高6202.2m(東の集落からの比高約120m)の尾根の先端で、基本的には削平の良い2段の郭があり、上段の郭の北に続く尾根に面して削り残した土塁がある。

下段の郭の南東に数段の削平地あるが、おそらく虎口に関連するものではないかと私は考えます。

北の尾根上に数本、北東角10本の竪堀を私は数えましたが、その先(南)は藪に埋もれ確認することが困難でした。

南東角の削平地周辺でも数本の竪堀を確認しましたが、やはり藪に阻まれ全体の状況を確認する事が出来ませんでした。

西の斜面は成羽川に落ち込む急斜面に面するためか竪堀は見られません。

 

郭下段から上段写真

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上段北端土塁写真

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竪堀写真

一番藪がましな所でこの状況で実際なら3本位写っているはずですが

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遠望写真

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  • 参考文献

   webサイトのブログ「小花と春の古城巡り」