大聖寺山城

大聖寺山城縄張図

7月2日に登った大聖寺山城ですが、当日猛暑で充分見られなかったので10日に再度のぼってきました。
冬枯れ前なので、基本的に山の状況は前回と同じですが城の遺構を見るには特に支障はありませんでした。
大聖寺山城は山頂を80m×30mの規模できれいに削平しており、
内部は1m前後の切岸で北から南に3段に分かれています。
最上段は、北に削り残して土塁状になっておりその外は幅約5mの郭が東に続いています。
北端は、深い堀切になっています。
南端の郭には東に向かって虎口があり、虎口とその周辺に石積みの痕跡が見られます。
虎口を出ると2段の削平地があり、下段の削平地の外側に数本の竪堀が見られます。
上郡町史の縄張図では西側の郭にかけて13本の竪堀が書かれていますが、
現状は状態が悪く私が確実と思われたのは5本です。
東の山腹に岩盤を掘りぬいた穴があり井戸(清水)でしょうか。

中段郭写真

下段郭石組写真

虎口写真

西郭写真

東郭写真

竪堀写真

堀切写真

井戸?写真

  • 参考文献

上郡町史編纂専門委員会
  上郡町史 第三巻