小山城縄張図(国土地理院の電子地形図25000)
岩淵城から谷を隔てて西に張り出した標高60m(比高40メートル)の尾根が小山城です。谷に面した東側を除き低土塁が見られす、土塁の内部は殆ど削平されておらず自然地形の様に思います。北及び南西、南東の角に尾根が取りついており、南東の尾根は岩淵城に続く尾根で人一人が歩ける位の幅しかありません、一部に土塁の痕跡や堀切の様な所(道かも?)がありますが明確ではありません。北、南西の尾根の基部には土塁による虎口があります。北の虎口は西側の土塁は鍵の手状になっていますが、東の土塁は直線になっているので侵入に対して制限がかかっていないように見えますが、奥で段差が見られるのでこれを利用して折れを作っているのかも知れません。南西の虎口は北側の土塁が先端で折れていましたが藪の為充分に確認していません。
北側虎口付近土塁写真
北虎口南より写真
北虎北より口写真
西部土塁写真
東部土塁写真
南西虎口写真
- 参考文献
石川県教育委員会
石川県中世城館跡調査報告書3(加賀2)