鷹ノ巣城は、犀川上流の辰巳ダムのあるところの右岸の加賀変電所のある尾根上の南端付近、
国土地理院の地形図に標高245mの表記のあるピークに位置します。
この尾根は、西側を犀川が流れ東側は浅野川に流れ込む支流による深い谷になっています。
また南側も城と加賀変電所の間にも深い谷が入り込んでいます。
以上の様に、城を作るには打ってつけの地形です。
城の遺構は、南北に郭1、郭2、郭3と連なっており、郭1が主郭と思われます。
郭1は、南と東側を土塁とその外側を約9m幅の空堀で区切っていました。
郭1、郭2の北側にも空堀があり、
郭1に入るのは、東側の空堀の端と北側の空堀の端が土橋状になっているのでここを入ると思います。
郭4は、郭1の南から東にかけて囲んでおりその南と東の端が土塁い空堀が見られます。
この土塁、空堀の東の中央には虎口がありここが城外からの入り口ではないかと思います。
空堀は、北に延び郭2、郭3の東に達しています。
郭4には、郭1の東側の空堀に対して直角に掘られた空堀が見られ、
その東の先端が北に向かって折れているので、
郭1の入り口を囲むような形が考えられるので枡形虎口では無いかと思われます。
郭1、郭2、郭3に西側は道路が加賀変電所に向かって通じており、
一部破壊があるようで道の西側の斜面にも削平地が見られました。
郭1土塁、空堀写真
郭2土塁、空堀写真
郭4虎口空堀写真
- 参考文献
ホームページ
「余湖くんのホームページ」さんを参考にさせていただきました。