昨年の冬1泊で三次市の城へ、二日目は前夜よりの雨が朝まで残り当初の予定変更して何とか登れるところを探すと西河内町の亀山城が地元で整備されているようなので向かった。
西城川右岸(北)の尾根先(標高約250m/比高約90m)が亀山城で、北麓を西に進むと谷に登山道、登ると西に張り出した尾根の削平地があり東の根元に竪堀、北側は明確に竪堀のようだが南側のものは谷地形のように見えた。
少しの登ると主郭と思われる2段乃至3段尾削平地、上段の西から南に土塁が見られる。東に腰郭の様なものが見えたが雨上がりの藪で降り口も見つけられず不明。
この城の注目点の南の堀切、土塁から高さは10m近くの急斜面で降りることを躊躇したが、わずかの稜線を木に掴まりながら降りたが最後の3mほどは滑り落ちた、この3mが元々の谷を掘り下げて堀切としたようだ、中を3本の土塁状に残し東側は藪と急斜面で確認できなかったが、西側は長く伸びて元の谷地形部まで続いていた。南に続く尾根を厳重に遮断しているが、往々にして城は後方の連絡線を確保するものだがその様子はなく、東の腰郭から繋がるものが在るのか?ただ途中には竪堀が2~3本ある。
山頂郭(主郭)写真
山頂郭(主郭)土塁写真
南側
西側
堀切写真
遠望写真
- 参考文献
株式会社 渓水社 令和3年2月1日 発行
表 邦男氏著 広島の中世城館を歩く