松阪市のホームページで中央構造線の露頭が紹介されていたので行ってきました。
場所は奈良県との県境付近の三峰山の南側の山腹にあり、非常に険しい場所ですが林道(舗装道)が通じて訪れるには困難(車はジムニ―ですが)ではありませんでした。
月出の露頭
標高約570mのワサビ谷と呼ばれる谷にあり、高さ80mの南北面の露頭です。
粟野・田引の露頭
標高約790mの林道の工事現場にあり東西面の露頭で高さ約30m×東西約100mの規模で、和泉層群をはさんで外帯(三波川変成帯)内帯(領家変成帯)の境界がハッキリわかります。
三波川変成帯の岩石(中央の石)
何れの露頭も規模が大きく、西日本を南北に分ける中央構造線が地表で観察できる興味深いものです。