ブログ「小花と春の古城巡り」氏が高梁市史の馬之城の中の記述から確認されたのが今回の天満宮城です。
2019年5月26日のブログ馬之城から東に県道302号線(かぐら街道)沿いで約5kmにある磐裂神社の西隣の岡が天満宮城です。
比高約40m(標高487.6m)丘の頂部に社殿がありそれを囲むように堀が見られます、堀は3m程度の切岸の裾に掘られており外側は土塁になっている形態からして城郭遺構であることは間違いないと私は思います。特に北西角は横矢がかかるように折れており、西側に尾根が続いているのでそちらから攻められることを警戒しているのでしょう。
南側は、神社の参道及び進入路のための改変があるようではっきりしませんが、外側にもう一本堀があったようです。
東側の堀の外の削平地を郭とするか迷いますが私は郭と考え、その南の道も改変がありますが堀跡ではないかと思います。
馬之城は城郭遺構としては疑問のある形態ですが、両城とも北西約3キロの陣山に関連するものでしょうか。
空堀南西部写真
空堀北部写真
空堀折部写真
空堀東部写真
東削平地南の道写真
- 参考文献
wabサイト
ブログ「小花と春の古城巡り」