吹山城縄張図(国土地理院の電子地形図25000)
津山市北部の山形仙の山頂(標高790.9m東の郭/標高782m西の郭)は毛利方の仲山城があります。
山形仙の南麓にある吹山(標高271m/比高約70m)のピーク部は仲山城に対する宇喜多の付城と県報告書と紹介されています。
城域は笹と低木の藪状態で縄張を確認するのも困難な状況ですが、所々0,5m前後の低土塁が見られます。
南から東の斜面にかけて数段の切岸、削平地が見られますが後世の改変か崩壊の可能性もあるような気がします、西の尾根が続く所には幅2~3mの削平地が3段あり最上段の南の部分は現状でも空堀と見られるので他も空堀ではないかと考えます。
吹山城写真
西土塁
北東角土塁
遠景
仲山城(山形仙)写真
西峰削平平地
東峰山頂削平地
東峰郭
東峰堀切
- 参考文献
岡山県中世城館跡総合調査報告書 第3冊 美作編
第二五回国民文化祭津山市実行委員会 平成22年10月30日発行
美作国の山城