松茸尾城

松茸尾城縄張図(国土地理院の電子地形図25000)

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 用瀬町の千代川と佐治川の合流する古用瀬の集落背後(西)の標高272mのピークから北東に続く尾根上に松茸尾城はあります。272mのピークは巨石の露頭で郭では無いようです。その南は堀切で隔てて明確な切岸は見れれない平坦地があります。北側にも堀切で隔てられた平坦地(郭でよいと私は思います)が2か所あります。さらにその北は谷地形で隔てられたこの城最大の郭で、東を除いて腰郭がありさらに北東に一段あります。この郭から堀切を経て北に3段に分かれた郭があり上段の南西部に虎口、中段には西側に虎口が見られ、東側には土塁が残っています。中段の虎口を出ると西から北に削平地となっており、その北斜面には三本の竪堀があります。松茸尾城の現状は写真を撮るのもままならない藪山で当然登山道もはっきりしません、他にも遺構があるかもしれませんが尾根上を南トンネルの上付近までに歩きましたが遺構を見出すことができませんでした。

 

北端の郭写真

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北端の郭土塁f:id:temeraire1839:20190708223220j:plain

 

  • 参考文献

    ありません